福祉用具の体験展示会
- asumo

- 10月22日
- 読了時間: 3分
先日、兄が運営している福祉用具の会社「ゼロワン」さんの展示会に参加してきました。同じ介護の領域で仕事をしていますが、直接的な利害関係は持たず、お互いに応援し合える関係です。
前回は寝屋川での体験展示会に伺う前に、インテックス大阪で開催されていた大規模なバリアフリー展にも足を運びました。大きな展示会は最新情報を幅広く得られるメリットがありますが、ゼロワンさんの展示会はコンパクトにまとまっており、より現場に即した実用的な内容が中心。限られたスペースを効率的に活かしながら、学びを深められる展示会でした。
今回の会場は枚方でしたので、残念ながら自社の従業員を連れて行くことはできませんでしたが、寝屋川の事業所の方々とお会いできて、顔を見られたのは嬉しい出来事でした。




印象に残った福祉用具
① ベストポジションバー
特に面白いと感じたのは「ベストポジションバー」。天井が不安定な場所でも取り付けが可能で、古民家のように天井が板張りの住宅でも補強材を使えば屋内外問わず設置できます。しかも、賃貸住宅に多い「壁にねじ穴を開けられない」問題にも対応でき、補強材もねじ不要で使えるというのは大きな魅力でした。


② 持ち運びできる体重計
もうひとつ注目したのが「持ち運びしやすい体重計」。重さはわずか6.4kgで片手で持ち運びができ、従来の大型体重計のように置きっぱなしにならず、収納も可能。居室や測定したい階まで運んで、その場で測定できるのは現場にとって非常にありがたいです。価格も従来品の約半額という点も魅力的でした。さらに、折り畳み機能がもっとコンパクトになれば、訪問看護事業所の備品として導入しやすくなると感じました。
訪問看護での活用シーン
訪問看護の現場では、体重管理はとても重要です。
心不全の方の体重変動の把握
点滴が必要な方の測定
低栄養状態での体重減少の管理
など、多岐にわたる場面で体重測定が求められます。しかし、全介助で車椅子から降りられない方の場合、通所や病院での測定に頼らざるを得ないのが現状です。どうしても必要な時は、不正確さを承知の上で工夫して測定することもありました。
だからこそ、こうした軽量で持ち運び可能な体重計は、訪問看護の現場に大きな変化をもたらす可能性を感じています。今後さらに改良され、コンパクトに進化していくことを期待したいです。
ゼロワンさんの展示会は、現場に直結した学びが得られる場でした。規模は大きくなくても、「実際のケアでどう活用できるか」を考えさせられる内容が多く、非常に有意義な時間でした。
これからも兄の会社を応援しつつ、私自身も介護・福祉の現場に役立つ情報を取り入れながら、利用者さんにとってより良いサービスを届けていきたいと思います。



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